KAT-TUNをめぐる母娘の攻防戦
我が家の次女は 20歳。 初ジャニーズがKAT-TUNで 当たり前な世代だ。
だが 当時の彼女は アイドルには目もくれず、小学生ながら EXILEにハマっていた。
母親である私も 6歳上の長女も ジャニーズに まったく興味が無かったから…当然と言えば当然である。
彼女は 尊敬する(ここ大事)母の影響を受け成長する。
もちろん 中島みゆきのモノマネも忘れたりしない…うーん…良い娘に育った。
ちなみに 20歳になった彼女の最初の鼻歌は…ちあきなおみの喝采であった。
そんな彼女に まさかの事態が起こったのは 一年ほど前の事だ。
憧れの(大事ポイント2)母が 48歳にして突然 KAT-TUNにハマった…ハマりまくったのだ。
家の中は いつでも 東京ドーム! ノンストップ ザ KAT-TUNだ。
仕事から帰り 玄関のドアを開ければ 「ただいま」の声さえ掻き消す大音量のKAT-TUNライブが開催されており…母はTVの前でペンライトを振っているか 「うぇい!うぇい!」いいながら 夕飯の支度をしている。
「あ〜 うち帰ってくんの ヤダわ」の声も無視され…エンドレスKAT-TUNライブ。
·····そんな日々が 続くうちに 彼女の鼻歌の7割が KAT-TUNの曲になっていた。
無意識に歌うたび 小さくガッツポーズをした母が 「あれぇ KAT-TUN好きなのぉ?」と聞いてくる。
最初のうちこそ 「好きじゃねーし」 「てか こんだけ聞いてたら覚えるわっ」と 反抗的態度をみせていたが あまりにも しつこい母の問いかけに 面倒になったのか…それとも なんらかの心境の変化か…半年も経つ頃には 「はいはい KAT-TUNね。好きですよ」という答えが返ってくるようになった。
いかにも 「仕方なしに」みたいな素振りだが…
娘よ…母は知っている。
なんていったって 姿形から 考え方 趣味にいたるまで 母に そっくりなのだから…KAT-TUNに ハマらないわけがない。
DNAに 感謝したまえよ!
そしてそして…充電完了後のライブには 2人揃って参戦しようではないか。
母は キミの ドームデビューの日を 楽しみに 更年期を 元気に乗り切るよ!
まずは まもなく届く 10KsのライブDVDを観ながら 2人で 熱い涙を流そうじゃないか!
あ…ペンライトは 貸さないよ! 1個しかないからね。